7世紀には、バグダッドの都には五千のハンマムがありました。
あるものは婦人専用で、あるものは男子専用だった。
お金は、外へ出るとき、してもらっただけはらったのです。
こんなに近代的な機構をもった施設があったのとならんで、化粧品をつくる産業が活発だったので、家庭でお化粧をすることもむずかしくはなかったのです。
回教徒たちは、ササン王朝の、ひじょうに発達した化学をうけついでいました。
そのおかげで、香料の方面では、六世紀のはじめに、花のエキスを液体でとることが発明されました。
ゴアのバラ水は有名で、世界中に輸出されており、また、エジプト、チュニジヤ、ペルシャでは、石鹸やスキンケア、脱毛クリームがつくられて、ひじょうに高価な値段で売られていました。